こんにちは!マキさんです!
講談社ブルーバックスの『日本の気候変動5000万年史ー四季のある気候はいかにして誕生したのかー』を読みました。
本の概要
5000万年前から現在に至るまでの、日本列島の地形や気候の変動とその要因を解説。各時代の地層から発掘された植物化石をもとに当時の気候を推定している。グラフや地図が多数掲載されており、それらに基づいた解説がされている。3名の著者はいずれも、国立科学博物館の研究者である。
感想
当然と言えば当然だけど、日本列島は地球の一部で、地球上のあらゆる場所の影響を受けているということを実感した。日本列島がユーラシア大陸から分かれたのは、なんとなく知っていたけど、それが日本に四季を与えたのは驚きであった。そしてヒマラヤ山脈と日本の四季が関係あったり、南極周りの海流が地球全体に影響を与えていたり、文字通り地球は一つなんだと感じた。
「冬型の西高東低の気圧配置」というのは天気予報で聞くし、日本海側に雪が多く降るのも知っていた。ただ、その意味がやっと分かった気がする。日本海側に雪が多いのは”冬”のことなのに、”暖流”の対馬海流が要因なのもおもしろい。
グラフや図が多様されていて、解説の根拠が示されているのがさすがブルーバックス。図1-1のページには、ずっとしおりを挟んでおいて、すぐ開けるようにしておくのがおすすめです。笑
おまけ:「伊吹おろし」からも地球を感じる
岐阜県の私が住んでいるところには、冬の風物詩「伊吹おろし」がある。滋賀県との県境にある伊吹山のほうから吹く、冷たくて強い風。もうすぐその季節が来る。今年は伊吹おろしに吹かれながら、「シベリアからの寒気が、日本海を渡って、伊吹山とかあの辺の山にぶつかって、滋賀の湖北に大雪を降らせて、残りの乾いた冷たい風が吹いてくる~~~~!!!」と思うことができます。知識って素晴らしい。実際には「さーーーぶーーーいーーー!!!」しか言えませんけどね!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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